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会誌「凌霜」7月号に記載の分です。

 

大阪凌霜短歌会 林耕作

 

良い天気―出掛けに妻の声で空見上げ

          よろめくハイキングの日    (2月例会)

 

凍てる朝結露で濡れるカーテンも

          窓開け放てばふっくら揺れる  (3月例会)

 

腎臓に続き肝臓患いて

          兆し見せぬ身無理すなと撫でる (4月例会)

 

 

大阪凌霜俳句会  八十嶋敦子

 

         霞みても母校自慢の海の景    (3月例会)

 

         春に聴く第九すべからく春の曲  (4月例会)

 

         鳴き竜の鳴いてほのかに涼風立つ (5月例会)


会誌「凌霜」の令和5年4月号掲載の短歌と俳句です。

 

林耕作氏

   イッチニッと幼き孫に掛けし声

        いま我が足に聞かせつ歩む (令和4年11月21日)

 

   声なくも手指すばやく交わす子ら

        笑顔にいっぱい車窓の陽受く (令和4年12月19日)

 

   謡会真冬も淀で対岸に向け稽古せし

        若さ懐かし        (令和5年1月16日)

 

 八十嶋敦子氏

   綿布団重さも温さの要素らし     (令和4年12月19日)

 

   新聞が新聞紙となる去年今年     (令和5年1月23日)

 

   大阪駅十番ホームに戻り寒      (令和5年2月27日)


会誌「凌霜」に凌霜謡会謡会の掲載歌です

 

「大阪凌霜短歌会」  林 耕作

 

  2月例会  十八で成人なれば消え行くか 

           夢膨らませし「二十歳」(ハタチ)の響き

 

  3月例会  公園で稚児愛でつつも目離せぬ

           スマホが映すウクライナ惨状

 

  4月例会  ならまちをそぞろ歩きて元興寺

           古き由緒に奈良朝偲ぶ

 

  5月例会  乱視にて五分咲きサクラ満開と

           映りて愛でる吉野の桜

 

  6月例会  ハネムーンの栗林公園再訪し

           巨木の松に歳月思う

 

  7月例会  早や猛暑節電協力呼び掛けで

           抜本策なき世は慌ただし

 

「大阪凌霜俳句会」 八十嶋敦子

 

  5月例会  薔薇咲いてくれた人ほめた人皆鬼籍

 

  6月例会  小鰺揚ぐきょう食卓に亡母(ハハ)が居る

 

  7月例会  水汲みに四時間モンゴル大夕焼 

 


           2021年8月22日

 第20回オンライン謡会開催

 

 コロナ禍で各謡会も中止を余儀なく

されています。

そんな中、向濱さん(1969年卒)の音頭で、この会が昨年始まりました。

ほぼ毎月1回を目処に行われます。

PCに向かって皆が謡う姿にも慣れ、本日

第20回を迎えることができました。

曲目は雨月、七騎落、楊貴妃、蝉丸

でした。

 

  写真 左上から<敬称略>(西山、向濱、武内、山本、川邊、伏見、河野、湯朝)    記(武内)


           コロナ禍の謡会対応2例です

1.姫路グループ(鷺諷会)は3密(密集、密閉、密接)を避けられる場所探しが

毎回の課題です。今回は姫路の亀山本徳寺の大広間130畳で「西行桜」「鞍馬天狗」

を謡いました。2021-03-01                            

2.第14回オンライン謡会は、ご覧のようにZoomです。千葉、東京、奈良、兵庫から

も参加できます。曲目は「嵐山」「屋島」「羽衣」「百萬」「春日龍神]でした。2021-03-06 


                2021.01.08

 姫路「鷺諷会」のコロナ禍対策謡会

 

 寒い寒い謡会でした。記憶に残ることでしょう。

外気温1~2℃下、ガラス戸を開けて風通しを配慮。

マスクをして、一人はフェースシールド装着も。

エアコンを最強にしても、謡ってないときは、震えそうでした。

曲は「神歌」「鶴亀」「朝長」「御題小謡 実」

書写山円教寺麓の書写美術工芸館付属施設交流庵にて

                                             (武内 記)


昭和47年卒の河野さんが、10年前に綾部に移住して自然栽培の農園を開かれたことを

ご存じの方が多いことでしょう。平成27年秋に凌霜謡会練習会の特別会を綾部で開催し、

会員9名が河野農園を訪問しました。その折に頂いた枝豆のおいしかったこと! 

その河野農園の紹介記事が地元の「あやべ市民新聞」正月特別号で紹介されました。

ここにご披露させていただきます。

                                                        段野記

ダウンロード
あやべ新聞掲載「河野農園」210101 .pdf
PDFファイル 1.6 MB

     英賀神社に於いて鷺諷会

              8月7日(金)

太い梁を通し、古くからのたくさんの絵馬を

掲げた拝殿は、四方、立秋の風が、通り抜け、

蝉時雨を聴きながら、「芭蕉」「雨月」を

気持ち良く謡うことが出来ました。

6,7月はコロナ感染防止のため、室内に

ビニールシートでしきりをして謡会。

武内さんが、どこか良い所は無いかと、

あちこち、足を運んで下さり、改築成った

拝殿をお借りすることが出来ました。「来月も

ここで・・・」と思った事です。

謡会の後、英賀城趾の欅の大木なども見て、

神社を後にしました。(S46卒 髙島記)

 


東京凌霜謡会の第3回オンライン謡会です

6月27日(土)

向濱氏、西山氏、山口氏、山本氏、伏見氏

に関西から

京都の河野氏、奈良の川邊氏、兵庫の武内

参加で計8人が「賀茂」「井筒」「藤戸」を

謡いました。

慣れてきたたせいもあり、皆で謡う喜びが

味わえました。

 

7月も開催の予定です

 

 

 

続けて、6月28日(日)京都観世会館の演能再開の様子です。演目は、「賀茂」「班女」でした。

マスクを3月から試作開発されたそうです。

地謡の座る位置は通常より間隔を開け、観客席も定員の半分以下の200人に制限です。

(46年卒 武内記)


新型コロナウィルス感染自衛

の謡スタイル例です。

1.東京凌霜謡会のオンライン謡会

(上の写真)

5人のメンバーに武内も参加させて頂き

ました。曲目は「夜討曽我」「班女」

「天鼓」「土蜘蛛」です。

地謡は音声ズレのため、地頭の謡い声を

聞きながら、他の人は地頭の唇の動きに

会わせてミュートで対応しました。

思いのほか楽しく謡えました。

 

2.杉浦師の稽古風景(下の写真)

 近畿地方で他府県移動解除後、京都の

師匠が姫路に来場されました。前後の窓、

各部屋の襖を開放し、離れて稽古です。

(少しだけリスクあり?)

 又、師匠は5月は、オンラインで稽古

されました。一緒に謡わないので、音声

ズレは問題ありませんでした。

 

3.姫路の謡会(鷺諷会)はマスク着用

 謡い会場が個人宅ですので、壁や襖に

飛沫付着予防のため、マスク着用です。

 8畳間の間にカーテンで仕切り2人、

玄関に1人、6畳間に1人です。

後半、私は廊下に出て、マスクを外し、庭に向かって謡いました。他の人の謡声は何とか聞き取れました。(武内安雄S46卒、記)


「第10回風韻気韻会」の報告です

 

1971年1972年卒業の謡会が熱海で開催されました。

曲目は番組表の通りです。

翌日の31日は旧天城トンネル散策です。

熱海 → 三島 → 修善寺 → 水生地下 → 旧天城トンネル → 浄蓮の滝 → 修善寺 → 三島 解散

 

水生地下から旧天城隧道まで2km、トンネル長445mをひたすら歩きました。好天の秋空、木漏れ日の中、山道なので我々でも落伍者もなく往復できました。三島の解散地まで18,000歩でした。川端康成「伊豆の踊り子」、松本清張「天城越え」、石川さゆり「天城越え」を語りながら。

 今回の幹事役山本秀人さん(昭和47年卒)の、会場の旅館確保、翌日の観光プランで、大変お骨折りいただきました。

ボカシ無しの写真はアルバムです。

                                          (71年卒、武内安雄記)

 


能楽部へ新入生勧誘を試みました              2018年5月27日
 27日(日)加古川の稲岡工業文書保存会の活動で、経済学部藤岡教授が主催する「学生流むらづくり

プロジェクト『木の家』」のメンバーなど学生7名引率され、大量の資料運搬を助けていただきました。

 その内2名が1年生と聞き、休憩時間に「能楽部」を紹介し、部室訪問を促しました。

 「能」の説明、次に「謡曲」と「仕舞」の説明をしましたが、“まさかここまで知らないとは!

自分が1年の時の入部前を棚に置き)”の状況でした。部室の場所を教え、

「一度行ってみてくれないか」で、説明下手もあり、又、既にこの活動グループ員なので、

強く言いにくく、期待薄のまま勧誘終了しました。新入部員獲得の難しさだけは、わかりました。
 一方で、教授の地域創生に共感して主体的に活動する学生を頼もしく感じました

                                         1971年卒 武内安雄 記

 


                      宝塚 その後のご報告

  宇治様からの新年の賀状に、「住人不在の建物を放置しておいてはご近所迷惑なので、昨年中に建物を解体して更地にしました」とありました。車の便があったので4月1日に訪れてみました。画像の通りです。

 これで宝塚の目に見える思い出はすっかり無くなり、私たちの心の中だけとなりました。

       2018年4月5日 段野 記

 


福田好男さんから、本HP掲載記事のフォーロー下記3件です。

1.表章が語る能楽研究の百年」(YOUTUBE)について(下欄の高島さん記事に関して)

 

 第1回(2008年2月1日)前半50分、後半47分 世阿弥能楽論研究
 第2回(2008年2月28日)前半57分、後半47分 能楽史研究
 第3回(2008年3月27日)前半58分、後半47分 謡曲、狂言研究の歩み(明治以降の動向)

吉田東伍博士が明治41年に「申楽談義」、「明治42年に世阿弥一六部集」を発表してから

100年を記念しての講演会です。
第1回では、吉田東伍博士の世阿弥能楽論に関する研究文献や香西精氏との交流などが

機知と諧謔に富んだ語り口で話されています。
第2回は、恩師の能勢朝次著「能楽源流考」以後の能楽史研究について語られています。

多武峰の「翁」上演に関する発見や「座」の性格に関するに関する発見などが語られています。
第3回は前半が謡曲、後半が狂言研究史です。佐成謙太郎著「謡曲大観」や、横道万里雄氏と

岩波書店の日本古典文学体系に謡曲集編集者として参加したエピソードを語っています。

(なお、横道氏の東京芸大での講義録が最近檜書店から囃子編、謡編2冊出ています。cd付きです。)
江戸時代にはワキ役が地頭を兼ねていた事など、初めて知りました。
面白いので是非見てください。

 

2.2015.7.28の「東京凌霜謡会」に段野さんから寄せられた記事に関し、

西村二郎氏の「音、高田両氏を追想して」に書かれている高田透氏創案の

「地拍子五指法」が「鼓に合う謡い方」高田式地拍子五指法という80ページの本に

なっているのを入手しました。段野さんにもコピーを渡してあります。

興味のある方はご連絡ください。

(昭和63年2月29日印刷)複製を禁ずとなっていますが。

会誌「凌霜」昭和44年11月1日(215号)より引用 の欄です

 

3.「能楽情報」に2017.6.27の西田さん発見のジェーン台風当日に宇治先生が

俊寛を演じられた当日の記事を、雑誌「花もよ」(能と狂言総合誌)

2017年5月1日第31号16ページに下記の文章があります。

星丘泰男「我が狂言師人生」(当日筆者は狂言の舞台に出演していた)



表章氏能楽特別講義の You Tube 動画の紹介 (1971年卒 高島千明)

 

2017.4.8 投稿
「琵琶湖周航の資料館での思わぬ出会い」で世阿弥十六部集を著した吉田東伍との出会いについて書きました。この投稿をご覧になった S36卒 福田好男氏 が、「吉田東伍に触れている 表章氏の講義がYou Tubeにある」と教えて下さいました。(2018.1.14 凌霜謡会 懇親会で)
表章氏は能楽特別講義第一回で、吉田東伍 が世阿弥十六部集と出会い、「能楽古典 世阿弥十六部集」を出版した経緯について触れておられます。
表章氏が能楽研究に入って行った経緯や世阿弥、禅竹の書物が、当初から、きちんとした形であったのではなく、多くの人の研究、議論を経て、今私達が手にしている形になったことを知ることが出来ました。
You Tube で 表 章(おもて あきら)で検索すると視聴できます。

※1回約50分で2回分です。


                     自演会のお知らせ  神戸大学能楽部 田畑泰孝

今年度は、自演会を12月16日(土)に藤井観謳会舞台にて開催することとなりました。時間は決定次第、番組・役料等の案内と共にお知らせさせていただきます。
 ご多忙の折と存じますが、是非ともご出演・ご来場ください。なお、OB素謡は「頼政」を予定しており、地頭は藤井德三先生にお願いしております。 
 また当日は、会の終了後、懇親会を行う予定です。こちらにも、ご参加いただければ幸いです。
 つきましては、お手数ではございますが、「OB素謡にご出演」または「懇親会にご出席」くだされるのであれば、10月31日(火)までに、『神戸大学能楽部 田畑泰孝 tabata.ym@gmail.com 』のメールアドレスにご連絡ください。OB素謡にご出演くださる場合、「ご希望の役名」または「地謡のみ参加希望」のいずれかを含めてご連絡ください。また、仕舞等の出演を希望される場合は、その旨をご連絡ください。【ほぼ原文】


17回生の湯朝憲之です。

7月15日(土)午前10時神大能楽部の部室を見せていただきました。


古色を帯びた鏡の松に、新しく鉋をかけられた檜舞台が印象的でした。
謡本がきれいに棚にそろえられ、薙刀が壁に掛けられ、先輩からご寄付いただいたという和ダンスが落ち着いた雰囲気をかもしだしていました。

ここで謡1番、仕舞1番すればたちまち世間と隔絶された平安・鎌倉時代にタイムスリップし、観阿弥、世阿弥翁の世界に浸れること間違いなしと思われました。

以上が感想です。

ご一緒した堤文 男様、永江幹雄様と写真を撮ってもらいましたので添付します。

私どものすぐ後から、西川孝夫様(平12法前)と伏見和政(S54)がお見えになりました。

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伏見和政さんからの部室訪問コメントが届きました。

 

 当日は足袋を持って部室を訪れましたが、舞台は檜の柔らかさと、程よい滑り感があり、足拍子も響きが良く、使い込めば、さらに舞やすくなるなるだろうと感じました。宇治先生のお宅でお稽古させて頂いた頃を懐かしく思い出しました。その他宇治先生のお宅から頂いた長刀や床几、扇や能管まで、貴重なものが数多くあり、羨ましい程の充実した内容になっていましたが、それらがキチンと整理されて保管されている事に感心しました。着物も和ダンスに綺麗に収納され、謡本や謡曲カセットも全巻揃っており、ちょっとした能楽ライブラリーになっています。これは学生の皆さんの、今までの活動の蓄積であり、とても嬉しく思いました。今回の舞台移設がクラブ活動のさらなる充実に寄与する事を期待しています。


<現役クラブ部室の新舞台見学会 第1回 報告>   H29年6月20日
                                            前田紀一郎(S38)   
 見学会実施日:H29年6月20日
 参加者:北畠節也さん(S31)
      久下昌男さん(S38)
      尾島洋三さん(S42)
      新庄真裕子さん(S56)

10時半に北畠さん、久下さんと阪急六甲で落ち合って、バス乗車。10時45分ころ、尾島さん、新庄さんが部室に合流。
一頻り談笑のあと、舞台で「菊慈童」を連吟することにし、本はよく整理された本棚から借用。
シテ新庄さん、ワキ北畠さん、地頭尾島さん。役謡も爽やかに、地謡もよく合って、気持ちよく謡い納めた。
あと、いつもの「さくら亭」でお昼ご飯。新庄さん世代の“みつ子さん”や師匠との稽古の思い出や、
北畠さんの疎開少年時代の話など、面白かった。              以上


   【ご案内】

 大学能楽部の部室が皆様のご寄附によって見違えるような姿になりました。
公式のお披露目を下記の日程で行いますので、是非ご参集下さい。

 6月20日(火) 10時30分阪急六甲改札口集合
   集合後バスで部室までご案内します。
 7月15日(土) 10時 部室に直接集合
   市営バス「鶴甲団地」行きに乗車、バス停で「神戸大学正門前」、次が「六甲台団地前」、その次が「六甲台」で、ここで下車。
   坂道を北へ100mほど登ると右手に大学の金網の塀が途切れて入り口があります。入ると目の前が運動場でそのすぐ右手の建物1階に部室があります。

 なお上記の2日とも都合のつかない人は個別に幹事長と相談してください。可能な限り対応してくれます。
幹事長への連絡方法は、「登録者掲示板」をご覧下さい。


      「竹生島」のワキは、どこから乗船したか

竹生島へ向かう船の中で「琵琶湖は広いな~」と感じ、ふと気になったのは、老翁が操る釣舟(船ではない)で竹生島へ向かったワキは、何処から乗船したかと言う疑問です。
琵琶湖の最北部近くにある竹生島へ、老翁の釣舟で向かうには出発地が限られそうに思えました。と言う訳で以下は勝手な推測と妄想です。


<能の詞章から>
謡曲では、ワキは「山越近き志賀の里、鳰の浦」で釣舟を見かけた事になっています。「山越」の琵琶湖側の入口は、近江神宮付近。三井寺と日吉大社の中間あたりになります。
シテは、「真野の入江」で呼びかけられたと言っています。真野の入江は近江神宮から北へ15Km程、現在の琵琶湖大橋西詰の北側、琵琶湖の南湖と北湖(太湖)の境に位置します。
謡曲の通りなら、ここから乗船したと考えるのが妥当でしょう。
ところが、真野の入江から竹生島までは水路40Km。老翁の漕ぐ釣舟では、片道7~8時間かかってしまいます。体力的に可能か?あまり現実的とは言えません。
ただ、真野の入江のある堅田は、古来より琵琶湖の水運と漁業を統括していた所ですから、京都の人士が竹生島へ渡るには、堅田の湖運業者に依頼するのが一般的だったと思われます。尚、大津-塩津(琵琶湖最北端)が琵琶湖の最大の交易路で、竹生島はその航路付近にあります。

 

<老翁の操る釣舟で向かうには>
老翁が釣舟で向かうとすると、岸から近い事が要件となりそうです。
竹生島から東へ向かうとJR虎姫駅(長浜駅から北陸本線で北へ1つ目)の湖岸へ4Km。ただし京都からの陸路がかなりあり全行程が長すぎるのが欠点です。
北は、2Kmと近いが、葛籠尾崎(つづらおざき)と言う半島で陸路が大変な為、候補からははずれそうです。
西は、今津の水浴場付近で9Km。京都からの足を考えると妥当そうです。白髭神社も途中にあり、休暇を取って出かける臣下には良い行楽コースだと思われます。
以上からワキがシテを呼び止め乗船した地は、今津が相応しいように思えます。
尚、今津は三高寮歌「琵琶湖周航の歌」の作詞地として著名です。

 

<経正>
「竹生島」の資材として謡曲本解説にある、「経正」の竹生島参詣は、どこから乗船したのでしょう?
こちらは簡単。当時経正が塩津付近に滞陣していた事から、長浜から塩津の間の琵琶湖北東岸からと考えられます。

                                                  ('72年卒 山本秀人記)

第7回 「風韻気韻会」開催報告

 年に1回の’71&’72年卒の謡会も7回目を数えることになりました。’71年卒の根岸さんが、9月25日急逝され、謡会前に黙祷し、終了時は「融」を追加とし、

     ~名残惜しの面影~  と偲びました。

 西は赤穂、東は松戸から2016年10月31日9:10にJR彦根駅に集合し、竹生島行き観光船に乗り込みました。急勾配の階段を上り、宝厳寺本尊(弁財天堂)~観音堂~舟廊下~都久夫須磨神社前で記念撮影~龍神拝所でかわらけ投げ~彦根港に戻りました。

米原の観光農園で昼食バイキング、イングリッシュガーデンを散策し腹ごなしです。謡会はカフェレストラン貸し切りです。演目は

 竹生島
 頼 政
 卒都婆小町
 阿漕
 安達原
  追加 融

盛りだくさんで、消化しきれず、阿漕、安達原は大幅カットです。
懇親会は米原駅前の居酒屋で。
昼食バイキングも、居酒屋もバイキング、飲み放題コースは元が取れない年齢になったことを実感した楽しく、

ハードな1日でした。

 

第8回「風韻気韻会」は2017年11月13日(月)、神戸大学のどこかの部屋を貸して貰えることを前提に開催予定です。

 

1年後全員が顔を揃えられることを願って。

 

※福井の根岸さんは今回の開催地が旅程が組みやすい米原であることもあり、参加を楽しみにされてた、と奥様から伝えられたそうです。葬儀参列の川邊さん、田中さんからの報告でした。

ご冥福をお祈り申し上げます。
                                                                 (武内安雄記)

 

                -----------------------

風韻気韻会のある 10/31 6時過ぎ JR姫路駅にむかう時、東の空は綺麗なあかね雲。

 

謡曲 竹生島に登場する辯才天の像は秘仏で本物は50年に1度の開帳とかでお目にかかれず残念。経正がこの竹生島で秘曲の琵琶を奉納したとか。湖には鳥が浮かび、戦の世の中にあってもさぞ、優雅なひとときであったろうな。竹生島から彦根港にむかう時、鳰の海は波静か。できればエンジンの音のしない、釣り舟に乗って浮かんでみたいような・・・。

 

謡会は、皆、声に力がこもっていて、少々圧倒されました。

 

秋の一日、庭の百日紅の梢のてっぺんで、けたたましく鳴く鳥がいるので、双眼鏡で覗くと、百舌でした。

日付を記しておいたのですが、9/25 15:00ごろでした。

 

  友逝きぬ 百舌の高鳴き ひとしきり

                                        (高島千明記)

 

記念写真はアルバムに掲載しております。

          ---------------------------


コメント: 38
  • #38

    HP運営委員 (金曜日, 30 9月 2016 12:02)

    4000アクセス突破、気付きませんでした。

  • #37

    HP管理委員 (木曜日, 29 9月 2016 23:19)

    1934年、兵庫県西宮市生まれ。京都大大学院博士課程を経て京都橘女子大(現・京都橘大)、鳴門教育大、大阪外国語大(現・大阪大外国語学部)、滋賀県立大などで教鞭(きょうべん)をとり、石川県立歴史博物館長も務めた。夫は歴史学者で、大阪大名誉教授の修(おさむ)さん。

     商業史研究を通し、それまで暗く停滞した時代と考えられていた中世が、実は経済活動の活発な時代だったことを論証。その中で大きな役割を果たしたのが、夫とともに家業を切り盛りしていた女性たちであったことも、多様な資料から明らかにしていった。同時に芸能者や遊女ら、差別を受けた人々にも光を当てた。

     女性歴史研究の先駆者として多くの後進を育て、「女性史学賞」の創設に尽力。幼いころから能楽に親しみ、芸能史の研究でも多くの実績を残した。石見銀山(島根県)の歴史文献調査団長も務め、世界遺産入りに大きな役割を果たした。

     05年に文化功労者、10年に文化勲章受章。主な著書に「能楽からみた中世」「日本中世都市論」「中世に生きる女たち」など。

  • #36

    武内 安雄 (火曜日, 20 9月 2016 17:01)

    「投稿」欄の「寄稿」を「寄稿 活動報告」「寄稿 能楽情報」「寄稿 その他」に分割しましたが、
    “寄稿”は不要かも知れません。能楽情報も「引用情報」と、自分なりの蘊蓄加味した内容など
    に分けられるかも知れません。検討中です。

  • #35

    武内安雄 (火曜日, 20 9月 2016 15:08)

    ☆9月22日(木)17:00~20:00 御香宮神社の御香宮神能案内です。
    ☆期間 平成28年9月22日(木・祝) 17時~20時頃
     境内の能舞台で能・仕舞・狂言が行われます。
    ☆演目 観世流能 源氏供養/天鼓 弄鼓の舞
       大蔵流狂言 清水
       観世流仕舞 敦盛 花筐
    ☆前売券:一般3,000円 学生2,000円(当日は+500円)
    ☆最寄り駅
    京阪電車
     伏見桃山下車 徒歩約5分
    近鉄電車
     桃山御陵前下車 徒歩約5分

    https://kanko.city.kyoto.lg.jp/eventdetail.php?event_tab=tradition&eventid=160922100&year=2016&month=9&date=

  • #34

    段野治雄 (木曜日, 23 6月 2016 09:20)

    神戸大学コミュニティネットワーク(Kobe University Community Network)
    「KU-Net」メール配信 Vol.28 2016年6月22日

    上記メルマガの中の記事をご紹介致します。

    KOJSP能楽ワークショップを開催しました
    http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2016_06_14_01.html

    先日の謡会後の現役との懇談会で、留学生対象の謡や仕舞の会を開いて
    留学生部員を実現して部員勧誘の手段にするのは如何か?と問題提起
    しておいたのですが、宝生流に先手を打たれてしまいました。

  • #33

    武内 安雄 (月曜日, 01 2月 2016 20:00)

    1月31日(日)京都観世会館、杉浦元三郎師3回忌 追善能でした。川邊氏、西田氏、飯田氏、小生の4人で鑑賞。演目は、能「卒都婆小町」を師匠の杉浦豊彦師。橋掛りだけで13分。“一度乃次第”では、ワキ名乗りまでに28分。物着を前に後見の観世清和師退場が丁度1時間後、物着に二人の後見で7分を要し、清和師再登場。観世流では「月こそ友よ通路の。関守はありとも留るまじや・出で立たん」の後、物着ですが、喜多流では、物着の後、もう一度「関守はありとも留るまじや・出で立たん」の詞章があり、2度目はやや高い音で、張った声で謡うようです。これでこそ、感極まる、と粟谷明生師。鑑賞中睡魔と戦うかも知れない、と思ってましたが、師匠の美声と所作に感激。杞憂でした。1時間17分の舞台でした。なお、観世清和宗家は、仕舞「江口」でした。終演後は4人で感想会を。それぞれ感じ方違い、卒都婆小町を2度楽しんだことになります。

  • #32

    武内安雄 (金曜日, 15 1月 2016 22:00)

    (ひと)ペトコ・スラボフさん 能の邦楽器の演奏を疑似体験できる「能アプリ」を開発した

    朝日新聞 2016年1月14日

     タブレット端末に映し出された小鼓を指先でたたくと、「ポンッ」と小気味よい音が鳴る。打つ指の本数や場所で音が変わるこだわりよう。大鼓、太鼓、笛(能管)もある。そんな能の邦楽器を疑似体験できる無料アプリ「Ohayashi Sensei(お囃子〈はやし〉先生)」を開発した。

     ブルガリア出身。日本に興味ログイン前の続きを持ったのは、まだ共産主義国だった子どもの頃だ。珍しく共産圏外の米国ドラマ「将軍 SHOGUN」が放送され、武士が切腹する場面に衝撃を受けた。

     大学でコンピューター工学を学んだ後、思い続けていた日本学を専攻。日本に留学し、能と出会った。邦楽器の響きや深い世界観にひかれて実際に習うまでに。一昨年には能に関する論文で大阪大学大学院の博士号も取得した。

     アプリは先生向けの能の講座で学校を回った時、「もっと気軽に能に接することができれば」との声を聞いて思い立った。「南米の人からもダウンロードされています。アプリを使えば、世界中の人に能を伝えられる」

     昨春、祖国に帰国してソフト開発会社を立ち上げた。アニメーションを使って能の演目を紹介する新しいアプリを近く出す予定だ。「能には日本人の心や美意識のコアの部分が詰まっている。こんなに豊かな文化を知らないのはもったいないですよ」
     (文・写真 向井大輔)
    Petko Slavov(35歳)    http://digital.asahi.com/articles/DA3S12157708.html

  • #31

    関野早紀 (火曜日, 24 11月 2015 10:03)

    OB,OGの皆様

    おはようございます。現役生の関野早紀です。
    今年度の自演会につきまして、このたび番組が完成いたしましたので私どものホームページトップに掲載いたしました。よろしければご閲覧ください(http://kobe-fuin.jimdo.com/)。
    12月12日(土)、今年度は13時半開演です。

    ※ご出演・ご参加くださる皆様にはお手紙またはメールにてご連絡いたしましたが、万一届いていないという方がいらっしゃいましたら、お手数ですが関野までご連絡ください。

    また、秋に行った新歓活動により、新たに男子部員一名を迎え入れました。自演会にも参加することとなり、ただいま急ピッチで稽古しております。その他の部員も、約三週間後の会に向けて稽古に励んでおりますので、皆様お誘いあわせの上、ぜひお越しください。

  • #30

    武内 安雄 (土曜日, 07 11月 2015 19:42)

    カウント数2000を超えました。11月7日16時過ぎに1999でした。1000の時、訪問者になりましたので、急いで逃げました。どなただったんでしょうか?

  • #29

    武内 安雄 (金曜日, 06 11月 2015 09:51)

    カウンター数値が「1950」(11/6 9:50)です。誰が「2000」に当たるでしょうか。

  • #28

    関野早紀 (水曜日, 07 10月 2015 16:31)

    OB,OGの皆様

    お久しぶりです。能楽部三年の関野早紀です。
    本日、今年度の自演会のご案内を、メール・はがきにて送付いたしました。
    はがきはお届けまでにもう二、三日かかってしまうかと思いますが、お手元に届き次第ご確認ください。
    念のため、こちらの掲示板でも会の概要をご案内いたします。

    平成27年度自演会は、12月12日(土)、藤井観謳会舞台にて開催いたします。
    (開演時間や番組等、詳細は確定の後改めてお知らせします。開催場所については、能楽部HP内の「アクセス」にも掲載しております。)

    OB素謡と会終了後の懇親会も例年通り行う予定ですので、お忙しいところ恐縮ですが、
    ご出演・ご参加くださる方は、はがき・メール記載の連絡先宛に、10月31日(土)までにご連絡ください。
    ※素謡にご参加いただける場合は、はがき・メールに書きました通り、「希望の役名」または「地謡のみ参加希望」のいずれかも含めてお知らせください。

    皆様のご返信をお待ちしております。

    今年度は昨年度に比べ人数も少々増加し、昨年は出すことのできなかった男子素謡・連吟もめでたく復活する予定です。
    部員一同、一年間の成果を発揮できるよう、自演会に向けて日々稽古を重ねています。
    この会が学生最後の舞台となる者もおりますので、ご都合がよろしければ是非とも会場まで足をお運びくださいませ。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  • #27

    武内安雄 (水曜日, 07 10月 2015 09:41)

    【鷺諷会】便り
    10月5日(月)は「鵺」を謡いました。
    前シテ 植村 /後ジテ 武内 /ワキ 高島 /地頭 前田
    謡を終えて、「鵺」の物語解釈を終え、各自の謡い方反省会です。
    今回はツヨ吟のクセによくある、上、中、下音に移行するときの謡い方です。これは師匠により各自の見解が異なります。師匠と鷺諷会会員の関係は、次の通りです。

     藤井師:高島(3年前まで武内も)(宇治師から藤井師へ50年弱の稽古歴)
     上田師:中崎(集団指導)
     山田師:植村(姫路では有名な準職分、自宅での稽古)(中高からのベテラン)
     杉浦師:武内(京都の職分)(64才で藤井師から姫路出稽古もあり師事)
     某師範:西田(赤穂在住90才に師事)

    ネイティブ謡人の前田先輩から、概ね問いかけがあります。今回は、「下音から中音に移行するとき、冒頭の1語をいきなり中音にするか、2~3文字目までにせり上がる感じで、中音に到達するか」です。
    藤井師は、いきなり派だと稽古時感じてました。ところが、下音の詞章(文字数)が長い時は中音に移行時は、せり上がる感じでした。2~3文字で下、ヲ、中を移行するときは、せり上がってては間に合いませんので、中音の音階にいきなり入ると思います。など、話が展開します。
    そんなことで、毎月1~2曲になります。この間、高島さんがたてた抹茶とお菓子を楽しみつつ。

  • #26

    武内 安雄 (木曜日, 24 9月 2015 00:22)

    御香宮神能(蝋燭薪能)を川邊氏とシルバーウィーク最終日に鑑賞しました。場所はJR桃山(近鉄桃山御陵、京阪伏見桃山)近傍の御香宮神社境内横の常設野外能舞台でテント張り風ですが照明も設置されています。椅子にも「御香宮神能会」のネームプレートが有り、継続して長年実施されてきたことが分かります。演目は「東北」と「鵺」。修祓之儀は東北が始まってからキザハシ付近で執り行われました。「東北」は師匠の杉浦豊彦師がシテ、「鵺」は林喜右衛門師がシテ、笛に左鴻康弘師でした。狂言終了後、火入之儀で蝋燭に火が灯され、宮司ご挨拶です。両演目とも、稽古本を見ず、じっくり舞台に集中できました。東北は舞台全体が美しく、鵺は衣装も面も動きも、ビジュアル効果で魅了されました。

  • #25

    武内 安雄 (火曜日, 22 9月 2015 09:30)

    玉壷庵様

    ご指摘ありがとうございます。元三郎師が全曲制覇を知らずにFBでコメントしたのは恥ずかしい限りです。しかし、達成が平成5年と言うことで、自己弁護できました。この頃、能楽、謡曲とは縁遠い生活でした。と言っても、全曲舞われた能楽師が最も尊敬する師匠のお父上であったことを知らないのは、言い訳になりそうに無いですね。今度の稽古日で、如何に謝るか。思案を。

  • #24

    玉壷庵 (火曜日, 22 9月 2015 06:50)

    RE #23
    杉浦元三郎師が全曲を舞われたことは有名ですね。元三郎師が「藍染川」を舞われたのは、平成5年12月、山本能楽堂での「大阪杉浦定期能」であったようです。
    大角征矢氏の演能統計は、昭和25年~平成21年の60年間を対象としています。「三山」と「松浦佐用姫」は近年復曲された曲ですから、統計になじまないということで、集計表からは除外されたものです。他の復曲能も当然のことながら除外されています。また「大典」も除外されており、対象となった曲は全207曲プラス「翁」です。

  • #23

    武内 安雄 (月曜日, 21 9月 2015 23:53)

    杉浦豊彦師とFBのやりとりを挙げてみました(小生の師匠です)。

    杉浦師
    『現在七面』という稀曲を演ります。

    後シテの装束の早変わりがみどころの一つになります。増という面の上に般若の面を重ね、また装束も全て二枚重ねで出ます。
    同じく早変わりをする曲に『大会』がありますが、これは天狗の面「大べしみ」と「釈迦」を重ねます。『現在七面』は女面の為『大会』よりも目の穴の大きさが小さいのです。つまりほとんど見えません。
    少しでもずれれば真っ暗闇になるでしょう。
    滅多に見れない曲ですので、是非この機会にご覧いただきたくご案内申し上げます。

    ※尚、チケットは少し割引の4000円でご提供させていただきます。数に限りがありますので早目にお申し込み下さい。

    武内
    初めて耳にする演目でしたので、興味津々でしたが、他用のため残念です。ご盛会をお祈りします。

    武内
    残念です。1950~2009年で演能回数53回で169位です。この期間総演能数72,420回だったそうです。意外に上位に感じます。「吉野静」が168位、「知章」が170位です。1位は「羽衣」1,868回、「藍染川」が7回で204位(最下位かは不明です)です。もう一度演能されてもおかしくないかも知れません。(大角さんの演能統計表から)

    杉浦師
    知章の方が下とは意外ですね。でも藍染川は納得です。全曲制覇した父が三老女を除いて演った最後が「藍染川」でしたから、、。あっ、でもその後に松浦佐用姫が復曲されて現行曲になり、関寺小町のあとに演りましたけど、、。

    武内
    元三郎師は全曲制覇されたのですか。「松浦佐用姫」は2009年までに復曲されてないのでしょうか?統計表にカウントされてませんが。


    ※何とか、次の機会があれば見たいものだと思ってのコメントです。全曲制覇を狙われるてるのかも知れません。

  • #22

    段野治雄 (月曜日, 03 8月 2015 21:15)

    宇治先生の訪問記、とても興味深く読ませていただきました。
    先生の謡に対する考え方、指導の仕方等、この当時から私が先生の晩年まで指導を受けていた時とまったくぶれていないことに気づきました。当然のことのようですが日々反省のふらふらしている私には頭が下がることです。

    そうでした、お茶の販売をなさっていたことがあったのですね。夏の暑い盛りに先生宅をご訪問した際に氷水で作った玉露を時々いただきました。あれは格別おいしかったなー。

  • #21

    コンちゃん (月曜日, 03 8月 2015 21:00)

    そうか、アクセス数が1,000回を超えたのか!
    日々のアクセス数ばかりに気を取られていました。
    次の2,000回は狙ってみるか!

    しかし昨日のアクセス数は多かったですね。
    やはり面白い記事がアップされると違うのかな。

  • #20

    武内 安雄 (日曜日, 02 8月 2015 18:04)

    アクセス数1000回目は誰になりそうか、興味津々でしたが、結局小生がなってしまいました。まずは一桁アップを喜んでおります。

  • #19

    段野治雄 (木曜日, 23 7月 2015 21:05)

    皆様 先日は失礼を顧みずこのホームページで7月25日の天神祭の奉拝船のご案内を差し上げました。数人の方々からお問い合わせをいただきましたが実現には至りませんでした。祭が明後日に迫りましたので御礼方々ご案内を終了させていただきます。
    ご協力ありがとうございました。

  • #18

    眉次郎 (金曜日, 26 6月 2015 21:56)

    コンちゃん、○癋見ですか?

  • #17

    コンちゃん (木曜日, 25 6月 2015 10:24)

    久しぶりに能楽部のHPを覗きました。Twitterの案内があったので開けてみると表紙の左上に能面の写真あり、これが有名な安藤??氏の作品なのですね、大発見!

  • #16

    関野早紀 (木曜日, 25 6月 2015 08:32)

    OB・OGの皆様
    おはようございます。能楽部現役部員の関野です。
    先日の凌霜謡会では大変お世話になりました。また、過分なご寄附まで頂戴しまして、部員一同大変感謝しております。

    その際ご紹介いただきました部活HPに関しまして、こちらにもURLを掲載いたしますので、目を通していただけましたら幸いです。
    http://kobe-fuin.jimdo.com/

    また、上記HPにてお知らせいたしました通り、6月27日(土)11時より、上田能楽堂にて「三大学合同舞台」を開催いたします。関西学院大学・甲南大学と合同で開催する大変賑やかな舞台ですので、皆様お誘いあわせの上ぜひお越しください。

    それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

  • #15

    武内 安雄 (日曜日, 14 6月 2015 11:45)

    トップページ右下のカウンターについて。

    今まで、同一のIPアドレスでの24時間以内のアクセスを二重カウントしないようになってました。
     24時間以内なら、日付が変わっていてもカウントされない設定になっていました。
    従って、小生も見ない日は無かったはずなのに、カウント「0」の日がありました。

    今後は、同一日でも退出後に再訪問するとカウントされます。

  • #14

    段野治雄 (月曜日, 08 6月 2015 09:42)

    太田様
     当ホームページ管理責任者の段野治雄と申します。

     各地で私たちと同じように能・謡曲を楽しんでいらっしゃることをお聞きしてうれしく思います。
     さて能楽堂で出演されるとのことですが、もしそのご友人が本職の能楽師になっていらっしゃるのなら私どもも素人のことゆえ詳細は存じませんので、能楽協会のホームページの人物欄等でお調べ下さい。
     もし素人なら、教えを受けておられる師匠の許しを得て出演なさるわけですから、音楽を習っている人が発表会に出演するのと同じで、熟達者からまったくの初心者までいらっしゃることになります。かなりの芸歴なので さぞお上手なことと拝察します。
     どうか資格など気にせず 激励と応援の気持ちをお届けくださいませんでしょうか。             

  • #13

    太田 正之 (金曜日, 05 6月 2015 15:04)

     30数年ぶりに、旧友と連絡が取れまして、お互いの近況などを交わすようになりましたが、相手は「謡曲歴20年」とのことでした。
     「えー、あいつが謡曲などと人前で声を出す(謡う)とは昔の彼からは信じられない」と思っていましたら、6月末に福岡市の大濠公園能楽堂にて出演する旨の連絡が入りまして、「これは並の人間にはできることではないだろう。おそらく相当の段位?に叙せられているんだろうな」との想像はできますが、その道に関する知識は不勉強であります故
    ほとんど持ちませぬ為、敢えてお尋ねいたすものであります。
     素人の私にも理解できるような解説をお願いいたします。

  • #12

    段野治雄 (木曜日, 21 5月 2015 18:37)

    関野さん、新入部員2名の獲得良かったですね。しばらく不在で、久しぶりに掲示板をチェックしてみると嬉しい報告でした。今度凌霜謡会で会えるのが楽しみです。欲を言えばあと数名何とか!でしょうが、これからも努力してみてください。

  • #11

    関野早紀 (日曜日, 03 5月 2015 15:42)

    皆様、こんにちは。
    神戸大学能楽部の関野です。
    五月五日(火)の旧三商大学合同発表会につきまして、この場を借りて詳細をお伝えいたします。お知らせが大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。

    旧三商大学合同発表会
    於 大阪九皐会館
    開場 午後二時、開演 午後二時半
    演目 仕舞:紅葉狩 笹之段 巻絹 連吟:花筐狂 舞囃子:吉野天人 等

    東京・大阪で交互に開催している三商ですが、今年は大阪開催です。お時間のある方は是非お越しください。



    なお、今年度は(現時点で)二名の男子部員が新しく加わりました!
    新入生勧誘活動にご支援いただきまして、先輩方には改めて感謝いたします。
    凌霜謡会にも連れていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

  • #10

    伏見和政 (木曜日, 30 4月 2015 19:51)

    段野先輩、武内先輩をはじめホームページ立ち上げにお骨折り頂いた諸先輩の皆様、
    本当に有難うございます。お蔭で高島さん秘蔵の宇治先生のお謡いを聞くことができ
    ました。宇治先生LOVE!!の私にとっては、お声を聞けただけでも望外の喜びです!
    あまりにも懐かしく、有難く、思わず正座しそうになりました。
    高島さん、武内さん本当に有難うございます。

  • #9

    武内 安雄 (月曜日, 27 4月 2015 23:45)

    3月27日から4月26日までのHP活用状況です
    1.のべ494回の訪問者
    2.のべ183人の訪問者
    3.のべ2,396ページの閲覧
    4.1回当たり平均滞在時間 5分37秒
    5.来訪者国籍はアメリカ25回、ロシア20回、中国8回などですが、ロボット巡回ではないか、と。
    6.ブラウザはファイアフォックス、グーグルクロム、インターネットエクスプレス、サファリ、オペラの順です。変わり者が多いと言えます。
    7.プロバイダー基地局で訪問回数の多い順は、
     神戸、京都、草津、新宿、大阪、守山、加古川、横浜で毎日確認してる姫路は?
    等々です。

  • #8

    段野 治雄 (土曜日, 18 4月 2015 08:53)

    宇治先生のお声を早速聴かせていただきました。
    懐かしいですね。
    稽古場でのお声で録音状態も鮮明ではないとはいえ、習っていた当時の先生の面影がありありと瞼に浮かんできました。
    ありがとう。
    (録音のお許しが中々いただけなかったのに、さすが高島さんでしたね。)

  • #7

    段野 治雄 (金曜日, 17 4月 2015 09:27)

    武内さん、掲載に大変ご苦労をかけているようで申し訳ありません。内容に大きな変更がなければ自由に形を変えてください。
    今回合宿履歴を調べるために過去の会誌「風韻」をひもどきましたが、とても興味ある文章がたくさんあります。折に触れてご紹介したいと思います。
    手元には創刊号から最新号まで、1冊を除いて揃っています。過去に福田さん、原さんから贈呈を受けました。貴重な財産です。

  • #6

    武内 安雄 (木曜日, 16 4月 2015 19:34)

    メッセージ: 段野氏から風韻会合宿履歴表が届きました。
    Excelファイルをそのままダウンロードして貰えれば良いのですが
    HP運営経験者のアドバイスで、その場で見られる表を作成しました。
    このjimdoのアプリケーションの練習にもなりますので。

    作成し終わって、FireFox、Internet Explorer,Google Chrome、Operaで確認するとIEは表の1枠内に文字が2行になっていました。
    Fontを18pから16pに小さくして、修正できました。
    ところがjimdoは全部が16ポイントになってしましました。

    再び、残りの記載された文章のポイントを18ポイントに大きくし、再編集です。

    トホホな半日でした。

  • #5

    武内 安雄 (木曜日, 16 4月 2015 18:04)

    高島さん(46年卒)の秘蔵テープをMP3変換作業終了しました。その中に宇治先生の稽古時の録音があります。近いうちにアップしたいと思います。

  • #4

    武内 安雄 (金曜日, 10 4月 2015 14:24)

    このHP関係者は、何名くらいなのでしょうか?
    1学年5~10人とすれば、350人~700人になりますが・・・・。

  • #3

    武内 安雄 (火曜日, 07 4月 2015 13:56)

    4月5日京都観世会館で「朝長」「賀茂」狂言「地蔵舞」他を川邊氏と鑑賞しました。
    ~故杉浦元三郎を偲ぶ会~ として公演がなされました。

     ご子息の杉浦豊彦師に川邊氏(奈良)も小生(姫路)も稽古を付けて頂いております。
    「朝長」のシテで面を通しても美声、滑舌の良さは相変わらずで、姿勢所作の美しさ、後ジテの衣装選択もセンスの良さが伺えました。演能鑑賞記はここまでとして、毎月発刊される「京都観世会館報誌」の4月号記事を紹介致します。

    *********************************
          節の話
          吉浪壽晃(よしなみとしあき)師
     能の詞章である謡は、大きく「剛吟(ツヨ吟)」と「柔吟(ヨワ吟)」の別があり、加えて「コトバ」という、名ノリ、着ゼリフ、問答、語リなどの小段、いわゆるゴマ(墨譜)による節付が施されず音階的旋律のない部分からなると言える。節とは音楽的にいうと旋律(メロディー)であって、高低様々な音が組み合わされて出来たものである。謡の音階は、絶対的な高さを指すもの(絶対音)ではなく、ここで云う高低とは、その節の中の音と音の相対的な高さを意味する。今日の能が大成されたと考えられる室町時代初期には、「ツヨ吟」というものがなく、すべて「ヨワ吟」で謡われていて、江戸時代に入ってから「ツヨ吟」という特殊な旋律ができたと推測されているとか。また世阿弥の書の中に、「祝言の声」という記述があり、それが今日言う「ツヨ吟」となったと考えられるということを以前伺ったことがある。

     謡の音階は、「ヨワ吟」でいうと高い音から「クリ音」「上音」「中音」「下音」「呂音」という主要音(基音)とそれぞれの間にある「浮音」、「サシ上音」や「崩シ」の音などにより構成され、「ツヨ吟」は主要音である「上音」と「中音」、「下ノ中音」と「下音」を現在では同じ高さで謡い、「ヨワ吟」を簡素化したものとも言える。「ヨワ吟」が旋律的であるのに対し、「ツヨ吟」は息扱いの強弱で表現すると言えようか。
     節には、引キ・振り・ハネ・中回シ・回シ・呑ミなどの「増シ節」といってある一昔に生ミ字(母音)を付け加えて音節数を増す節と、「ヨワ吟」には、イロといってスグ節(平ゴマ)・落チ・回シ・ケシ回シ・振り・呑ミの六種の基本的な節につく装飾的な謡い方がある。このように書くと、たいへん複雑なものに思えるが、謡の節付けは、非常に一定的で、「上音」が下がれば「中音」、「中音」が下がれば「下音」といったふうにある法則に従っている。

     また、「葵上」(5月例会)などには「ツヨ吟」から「ヨワ吟」、「ヨワ吟」から「ツヨ吟」へと一句の中で謡い方が変化するので、その変化を聴き取るのも面白い。息扱いを工夫し、文章に描かれる情景に情感を込めて謡うことで詩情豊かな味わいを感じることができるのではないだろうか。

     京都は以前、「京観世」という独特の謡が栄えた土地でもある。謡が聴ければ、能は益々面白くなるであろうし、面白い謡を謡えるようになりたいものである。

    「ヨワ吟」と「ツヨ吟」の区別 について吉浪師の考え
     私自身、十代の頃、祖父から初めて謡本を与えられ稽古を受けるようになった。祖父が使っていたのは、大正版といわれる謡本で、私の本と比べると「ヨワ吟」の部分にも「ウカシ」の表記が無く、これは「ツヨ吟」かと疑問に思い尋ねたところ、「当たり前のことは書かれていない」との返答であった。例えば「ヨワ吟」の上音においては、「下ゲ」や「回シ」を謡う二字前には音をウカスと言って半音上げるのが当然であるからいちいち表記されていなかったのである。このようなことからも、当初は「ツヨ吟」「ヨワ吟」の区別が無かったことが何えるような気がする。

    プロフィール
    昭和40年 京都市にて能楽師 吉浪準一 の長男として誕生
    昭和63年 国立東京芸術大学邦楽科 卒業
    平成 4年 観世流準職分に合格独立 吉浪松順会を継承 主宰する
    平成 5年 独立記念会にて 『石橋』を開曲
    昭和45年   初舞台以来、平成10年『猩々乱』、平成13年『千歳』
    平成11年 吉浪松順会40周年記念会を開催
    平成12年 『道成寺』を開曲
    ワシントンジャパンウイーク能楽公演に参加
    吉浪浪松順会を主宰
    京都朝日カルチャーセンター講師
    重要無形文化財能楽(総合指定)保持者
    日本能楽会会員
    ***********************************
    文構成は編集しました。

  • #2

    武内 安雄 (水曜日, 01 4月 2015 12:21)

    【鷺諷会】便り
    メンバー(敬称略):前田、高島、西田、中崎、植村(慶大)、武内
    発足時期:2009年1月頃、2010年4月頃今のメンバーに
    開催頻度:毎月第1月曜日(16時~)(メンバー都合により、現在15時、月曜日以外も)、新年、夏期、年末に食事懇親会。
    謡演目:概ね1曲のみ(時に2曲)
    場所:高島邸(時に寺社、郊外の料理屋)
    会の命名者:前田
    会のとりまとめ役:武内

    3月30日(4月の日程調整できず今回は3月に変更)の開催要領
    演目:「木曽」(願書)「鞍馬天狗」
    願書は稽古経験が無いので、坂井音次郎師のレコードを予め皆に配布して予習しました。更に謡う前に聴いて確認後、植村氏が謡いました。そして坂井音次郎師の音量をアップして、一緒に連吟風に謡い、改めて難しさを実感した次第です。
    その後、誕生月該当者の祝いをして、能談義です。本日は、願書について、前田氏より解説と講義がありました。
    更に今後の演目の決め方、姫路城の薪能鑑賞など、意見交換で終了です。

  • #1

    武内 安雄 (日曜日, 29 3月 2015 20:17)

    「掲示板」「登録者掲示板」で、活用できない期間がありました。
    テキストのみ入力可なのですが、写真やファイルを貼り付ける内に、本来の機能が生かせなくなりました。段野様の大学訪問記などは写真が有効ですので、サイトを別に作りたいと思います。但し、この場合、HP運営委員にメールいただき、加工することになります。お知らせまで。

姫路お城まつりを告げる薪能が20日夜催されました。今年は鶴亀に女子中学生が舞を演じました。主催の姫路薪能奉賛会企画の親子教室に小学生の頃から稽古してたそうで、立派な舞でした。

 

能楽「鶴亀」 シテ:上田大介  ワキ:江崎正左衛門
狂言「雁礫」     茂山千五郎
能楽「土蜘蛛」     シテ:吉井基晴  ワキ:江崎欽次朗

 

地謡の斜め後ろから見るのは初めてでした。

 

上記事:朝日新聞5月20日播磨版(稽古風景)

中記事:  〃  5月21日播磨版(土蜘蛛)

 

写真下左:鶴亀を演じる中学生二人

写真下左の下:薪の燃え具合を見ながら薪供給係

写真下右:主催者発表7000人の観客席からライトアップされた様子。

 

 

※昨年は1万人と発表され、空席ほぼ無し。

今年は、空席が目立つ。

 改修記念初年と2年目の差でしょうか。

 

(武内記、高島、中崎さんと)2016/05/23

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ニューヨーク   2.8

 

ニューヨークや北京などからの閲覧者も居ますが、更新があれば勝手に察知し、何らかのキーワード検索するだけの為に訪問するようです。


段野治雄 3月28日(土曜日) 10:52
       
能楽部幹事長の関野さんから聞いたのですが、二代目の顧問教官荒川祐吉先生の御子息から、先生のお使いになっていらっしゃった紋付、袴、扇、謡本を能学部に寄贈してくださったそうです。先生がご高齢でお使いになることがなくなったためと推測します。
誠ににありがたいことで、皆様にご披露申し上げ、先生にはこの場をお借りして謝意を表したいと思います。


  関野早紀(土曜日、28 3月 2015 09:34)

おはようございます。神戸大学能楽部新三回生の関野です。
徐々に春らしくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
能楽部では現在、新入生勧誘のため野外ライブの開催や着付け体験会・遠足といった企画を立てている真最中です。

さて、本日は、今後の能楽部の舞台についてお知らせいたします。
・5月5日(火・祝) 旧三商大学交流会  於 大阪九皐会館
…一橋大学との合同舞台です。持ち回りで主催しており、今回は大阪での開催となります。毎年恒例の学生舞囃子(今年度は笛を赤井要佑先生にお願いしています)では、「吉野天人」のシテを新二回生の長谷川が努めます。

・6月27日(土) 神戸三大学合同発表会  於 上田能楽堂
…関西学院大学、甲南大学、神戸大学の三大学が合同で発表するため、大学ごとの個性がよく現れる舞台です。新入生の初舞台となります。

時間や番組はまだ未定ですので、決定次第お知らせいたします。
皆様、お誘いあわせの上ぜひお越しください。


武内 安雄 (水曜日, 04 3月 2015 22:30)

姫路文学館内「望景邸」和室で、『鷺諷会(謡曲を楽しむ会)の月例謡会を開催(約75回)しました。
 通常は、姫路駅近くの高島さん(46年卒)邸で夕方1曲6人で謡います。役も当日決定します。

 さて、「定家」を謡う前、興味ある解説を見つけました。
観世清河寿師はこれを愛欲地獄から抜け出せない女性の葛藤と解いてます。


後白河法皇の三女で幼くして賀茂の斎院に選ばれた式子内親王(しょくしないしんのう1149~1201)と、当時最高の歌人として有名な藤原定家(ふじわらのていか1162~1241)の死後も続く“ラブストーリー”。

神に近い存在の女性との許されない関係について、曲の中で内親王が「邪淫(じゃいん)の妄執」と語る通りの愛欲ドラマが繰り広げられる。
能楽『定家』が描く愛欲地獄 ←リンク


内親王は僧の読経で成仏し、開放される喜びの舞の途中、定家に束縛される道を選び蔦の絡まる墓の中へ戻ってしまいます。


「田村」では男女で調和の取れた音声で謡うことに挑戦しました。

4裏上歌「今もその~」でいつもはソに近い音程で謡うのですが、この日は意識して、ファのレベルで謡いました。ところが、女性側からは「ソ」に近い方が謡いやすいとの評価を受けました。

 12裏の地「ふりさけ見れば~」はファ#~ファが良いのか次回の課題になりました。

ファ、ソとか言うと直ちに忌避する人が居ますので、頭の中で思いつつ、謡い終わった後に、「今のはファに近かったかな?」と思う次第です。


西田恵美子 (土曜日, 07 3月 2015 00:08)

赤穂市の文化財団ではお能の関連公演を毎年行っています。
お能であったり、もしくは能囃子ワークショップです。
今年はワークショップです。

この平成27年2月20日(金)に、国立能楽堂の企画制作課の方々のご協力を得て、
シテ方の寺澤幸祐先生と、囃子方では小鼓の久田陽春子先生、笛方の竹市学先生、
大鼓の森山泰幸先生、太鼓方の加藤洋輔先生に来て頂きました。
一日目は、赤穂市の小学校で子供向けに能楽のワークショップ。
謡体験では「羽衣キリ」、仕舞体験に能面体験、そして囃子体験の盛りだくさんの内容でした。
能楽師の先生方の紋服袴姿に、子供達の礼儀の良い事。
自然に正座をした背中が伸びています。子供達の気合の入った掛け声に触発されて
校長先生も太鼓のご指導を受け、ヤーと掛け声を掛けておられました。
笛はなかなか音を出すに至らないのですが、ご指導がお上手でピーとヒシギに近い音を出していました。
子ども達が小鼓や大鼓などを打つ姿はなかなかのものでした。
この子たちが毎年、このようなご指導を受けるときっと能楽好きになるであろうと思ったものです。

二日目は市民向けに、赤穂市文化会館ハーモニーホールで小鼓や大鼓、能管、太鼓
などの体験をします。その上に、
今年は、『素謡と囃子謡の違いを体験しよう』というのがテーマです。
まずは、寺澤先生が舞働(龍女だそうです)を舞われました。
お囃子の音色と掛け声が会場に飛び散り、それだけで圧巻なのですが、
寺澤先生の舞の切れのすごいこと。眼の前で舞われて観客がみな魅入られていました。

次には、寺澤先生が張り扇を持って実演され、その面白さをご指導してくださいました。
面白さといいましたが、張り扇で以て謡われる姿と謡の声はすごい迫力でした。
誰をも寄せ付けない迫力に再び感動です。
その本物のすごさに参加者も圧倒されたようです。

小段の「ワカ」は拍子に合わせずに謡いますが、お能では通常お囃子が入りますね。
なので、お囃子では拍子合のところ、謡は拍子に合わずに謡うというようになりますが、
その実演をしてくださったり
その具体的な説明になるほどと思ったり、
素謡と囃子謡の違いが実感できる、貴重な張り扇で以て教えて頂く機会となりました。

そのあと、お囃子の楽器のそれぞれの説明をされ、
能囃子の楽器体験です。どの楽器もかなり時間を取りましたので、
私も小鼓(久田陽春子先生)や大鼓(森山先生)などで、よい音が出ている、
とほめてもらって(お世辞ですが)満足でした。
能管は難しいですね。竹市先生がこのような感じでと、笛の口にあてて頂くと
すぐ音が出るのです。教え方がお上手なのですね。
祭り笛を吹いていらっしゃる方はすぐにお上手に吹いておられました。
これまたすごいことであるとそばで聴いていて感動ものでした。

一日目の夜は、知人の茶人宅の古民家で会食をしました。
茶人お気に入りの器に盛られたお料理、
ワインに冷酒に最後はお抹茶(尾形乾山の茶碗もありました)です。

国立能楽堂の課長と養成課の2名、寺澤先生に
お囃子方能楽師で盛り上がりました。
19回生の武内さんも来てくれました。いつも能楽師がなにやらというので
いろいろと疑問点などを話していました~。武内さんも直接にいろいろと訊ねる事ができて
満足されたのではと思います。

昨日が二日目で、大石神社に赤穂城、そして秦河勝(能楽の祖)を祀る大避神社を巡る案内をし、
(私の囲碁の先生にお車を出して頂きました。大避神社に秦河勝の絵馬を奉納された方です)
午後からのワークショップに何とか間に合い、
すべて終えるとほっとしました。

今回のこのテーマに基づくワークショップの内容に満足したと、赤穂の知人に何度も言って頂き、
私自身も嬉しく思いましたが、
このような公演が継続できればと願いつつです。

参加した人達は謡いの迫力、お囃子の小鼓や大鼓の掛け声と楽器の音色に感動し、
よかったと言っては貰え、能文化が敷衍していく事を願うばかりです。

国立能楽堂の課長やら能楽師の方々が随分と、この古民家にほれ込んでくださいました。
お月見のときに、毎年この古民家で知人(茶人)が
お抹茶を振舞われるので、ご近所の方々や遠くからもお月見を楽しみに集まるのですが、
寺澤先生ご夫婦が何かしますよとおっしゃってくださいました。
9月の満月のときに、寺澤先生ご夫婦のお謡と小鼓が実現できれば、お能好きの方が増えるのではと思っています。
古民家で、月を愛でてお能の風流を楽しみましょう。


武内 安雄 (土曜日, 21 2月 2015 16:22)

赤穂市文化会館で21日(土)「国立能楽堂による 初心者・親子のための講座 」が開催されます。
 先だって、20日(金)西田氏セッティングによる夕食懇親会に出席しました。
 場所は赤穂市坂越の民家。元料理長さんの手の込んだ手料理がふるまわれました。

 出席者はシテ方)寺澤 幸祐師<囃子方> 笛:竹市 学師/小鼓:久田 陽春子師/大鼓:森山 泰幸師/太鼓:加藤 洋輝師と専門家を西田氏と二人締めできる企画なので、大いに語ることが出来ました。

  国立能楽堂の課長と企画部門の若手も参加しており、話題は四方八方に飛びます。

 寺沢師には稽古を付けて頂く予定だったのですが、諸般の事情で叶わず、京都の杉浦豊彦師の教えを受けていることを報告しました。謡い方に対する両師の考え方は細部で異なります。今後生かせれば、と感じました。
  発声法、ノリ、節回しそれぞれ考え方の違いが意外に大きく、黙って二人の師について稽古を受けた場合の混乱振りを想像しまた。
  最近見た「弱法師」で、俊徳丸にツレが出演しないケースについて解説して頂きました。「四天王寺の日想観を考えると、ツレ不在では仏教上も矛盾点がある」、と。詞章を例に挙げられ解説頂きました。

 最後にいつもの課題である能楽普及問題です。
  ・国立能楽堂は現在、観客の入りはほぼ満員で、問題無いが、能楽師主催の各定期能は稽古人数 減の影響もあり、支援策に悩んでいるそうです。歌舞伎のように、束ねる組織「松竹」に当たる組織が 無いことも一因とか。
  ・学生能楽クラブに囃子方研修生が協力し、手軽に演能が楽しめる環境作り。
  (合唱で舞台に立つ喜び以上に能舞台なら感激するでしょう)
  ・30~40才台が舞台に関心を持てる様に、同年齢層能楽師の活躍の場作り。
  (今月の京都観世会館報にも観客高齢化が挙げられてましたが、出演者は60才以
  上が多いのですから)
  ・謡曲の稽古をする様々な要望、即ち「声を出す喜びで十分」「場合によっては師範レベル」に対応 できるカリキュラムの提案。
  (野球をする若者の大半は甲子園も、ましてプロ選手も無縁で楽しんでいます。)
  ・能楽に関心のある教育委員会や小学校に鼓や笛の常備。
  (流儀による差異、メンテの難しさを指摘されましたが、動画で指導できますし、メンテも楽しさに繋がるでしょう)

 大勢の能楽師と鉄面皮でお話し、赤面の至りでしたが、こんな機会は滅多にありません。西田氏に感謝し、井戸端会議を終わります。