(原文はA4判 縦書き3段組み)

 

           凌霜謡会(観世流)

            △新春例会▽

 

と き  1月14日(土)

ところ  神戸大学大阪クラブ

 

 コロナの影響で長い中止が続いていた凌霜謡会を昨年6月に再開し、さらに
再開第2回目として1月14日(土)に新春凌霜謡会を開催しました。
 コロナ第8波の影響ための感染者数など増加傾向のなか前回同様感染対策を
十分にして謡会を実施しました。ホールの窓を開放して十分な換気をし、全員
窓に向って謡い、地謡は約10人を限度とし、見所の席は間隔をあけて座り、
素謡10番・連吟1番の番組とし早めの終了を目指しました。
 朝10時に謡会を開始し、会が進むにつれて役謡や地謡に迫力が加わり、最後
の「船弁慶」を謡いあげると凌霜謡会ではいつも感じる何とも言えない爽快感
を味わうことができました。

 謡会終了後に記念の集合写真を撮り、その後懇親会に移りました。前回同様
立食形式の懇親会ではなく、各自の席で食事をとりました。
 謡会後のさわやかな余韻の残るなか、段野治雄氏の挨拶と乾杯で始まり、
各自一人一人が挨拶や近況を報告しあいました。囃子方・笛方の先輩の経験談
とか地球温暖化による真昆布の収穫量の激減などの貴重なお話などをお聞きして、
懇親会はあっという間にお開きになりました。

 参加者はコロナ前の約40名にはまだ遠く及ばなかったものの、前回比では5
名増加の25名になり、さらに相変わらず窮屈な制約を設けた謡会ではありま
したが、伝統ある凌霜謡会がコロナに負けず再開2回目を無事終了できて本当
に良かったと思いました。

 

 次回の夏の例会は6月17日(土)同じく大阪クラブで開催の予定です。
多数の皆様のご参加をお願いします。

番 組
素謡…養老、忠度、熊野(女性)、自然居士、猩々、朝長、遊行柳、葵上、
    盛久、船弁慶
連吟…野宮(女性)

参加者
卒業生25名
東谷 晟(昭31)、左鴻秋義(昭37),久下昌男(昭38)、戸次威左武、
段野治雄(昭40)、小野山久美子、楠田美樹、林 耕作(昭41)、三宅 晃
(昭42)、藤本吉郎,大島浩子,草壁美代子,安藤幸雄(昭43)、芥川美和子、
八十嶋敦子(昭44)、川邊利招、西田美恵子、高島千明(昭46)、河野 豊、
福田啓介(昭47)、飯田博江(昭49)、伏見和政(昭54)、反田雅之、
出口英理子(昭56)、梅園健治(昭61)

 

※ 見開きに集合写真が掲載されています。(アルバムに掲載の写真と同一です。)